普通のおじさんが・・・

 昨年の春からパートの職員として半日だけお手伝いをしてもらっている男性の方がいます。無理をせずに自分のペースを守りながら、生活介護の利用者に接しておられときどき『そうだなー』と考えさせられることがあります。

 今日の活動は、八雲のログハウスに行ってまだ掃除の終わっていないお風呂と外回りの掃除をしてくるということで、お弁当を持って出かけました。それぞれに自分の役割をこなし、お昼のお弁当をたべて休憩をしていると、退屈をした利用者がみんなにちょっかいをかけてきます。

 それではと、先ほどの男性のパートさんが、かくれんぼしよう!とさそいます。隠れる場所などないログハウスの中でどうしてやるんだろーと見ていると、『もーいいかい』と自分が鬼になって利用者の人に隠れてと言います。隠れるところのがない利用者はどうしていいのかわからず立っているので、他の職員に鬼を頼んで利用者をテレビの裏とテーブルの下に隠れさせます。その一連の動きが見ていてとてもほのぼのとしていて、どうせできないではなく、こんな楽しい事もあるんだよ、といわんばかりに自分が一生懸命になっているのです。隠れさせてもらった利用者はとてもうれしくて、○○さんがいないなーというとせっかく隠れた場所から思い切り返事をしながら出て来てしまいます。

 そんな姿を見て、このかくれんぼはみんなに広がり昼休憩の間、もーいいかいの声が広がっていました。

男性パートさんは普通のおじさんですが、こんなにみんなを盛り上げて利用者の方に寄り添っていただいています。感謝、感謝です。

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