特急電車で岡山へ行こう!

ほんそご

午前:風船バレー大会(いきいきプラザ企画)

午後:カードづくり

  

生活介護

午前:1)風船バレー大会(いきいきプラザ企画)

   2)特急列車に乗って旅をしよう!第一班(岡山)

午後:1)クッキー

   2)特急列車に乗って旅をしよう!第一班(岡山)

   3)木工


子どもの頃、何度かワクワクドキドキして眠れない時がありませんでしたか?

「ワクワクドキドキ」?どんな時?

私の場合は、修学旅行の前日だったり、クリスマスイブの前日。

あとは誕生日に遠足の日。そして家族旅行の時。

つまり、自分にとって、希望や夢が叶う特別の日の時の事です。


いつも、こだまではこの「わくわくドキドキ」感を味わおう!をテーマとして

特別な企画を考えてきました。

今年度はある男性利用者の一言から今回の企画が生まれました。

生活介護のみんなと特急列車で旅をしたい!」と。

その一言から動き始めたのです。

「特急列車に乗って旅をしよう!」の企画が・・・。


生活介護の利用者には電車の大好きな人が多くいます。

しかし、近隣までの電車の旅を経験した事はあるものの

特急電車に乗って県外への旅行をした経験のある人はわずかしかいません。

この機会に利用者のみなさんに話を伺ったところ

「特急列車に乗りたい!」という強い想いを多くの方が話してくれました。

そこで、今年度の生活介護の目玉企画として

「特急電車に乗って旅に行こう!」の企画が実現したのです。

今日がその記念すべき第一回目。名乗りを上げたメンバーは3名。

2名の職員を合わせた計5名のメンバーが岡山を目指しました。


送迎時にとあるお母さんから聞いた話によると

「昨日は楽しみでなかなか寝つけなかったです。」とか

「天気予報をずっと見ていました。一ヶ月前から車いすの点検をしていました。」

等、今日の旅行が楽しみで楽しみで「わくわくドキドキ」感を満喫していた様子です。

その話を聞いて二人の職員も俄然やる気が沸き起こりました。


まずは、朝のミーティングからです。今日の目的と目標を全員が発表をしたり、スケジュールを確認しました。

「岡山で新幹線を必ず見ます。」

「岡山できびだんごのおみやげを買うよ。」

「特急やくもに楽しく乗ります。」

とメインの目的は一人ひとり違う内容でした。

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久しぶりに電車の企画に参加した職員が、利用者の駅のホームや電車での動きを見て“わぁびっくり!

以前なら電車が来るたびに大きな声を出して白線を飛び越えようとしていたのですが

今日は落ち着いた感じてゆっくりと電車の侵入を見届けていました。それも目をキラキラさせながら・・・。

車中でも成長した姿を全メンバーから見る事ができました。

自分からお菓子を全員に配る人

通路で立っていたお客さんに隣の席を譲る人

車掌さんに上手に御礼をする人


毎週の移動支援による電車経験の積み重ねが、今回のメンバーの本来持っていた力を引き出し

今日のような行動に繋がったのでしょうね。

ヘルプと生活介護の別々のサービスから生まれる相乗効果なのかもしれません。

今回の企画のおかげで、このような大切な事にも気づく事ができました。


岡山駅に到着すると職員の方がお出迎え。丁寧な対応で駅案内をしていただきました。

もう一つの目的である“新幹線!”見たさに、さすがのメンバーもそわそわ感が・・・。

入場券を買っていざ専用ホームへ。

するとグッドタイミングで『新幹線レールスター』が停車していました。

自然と顔がほころぶメンバーのみなさん。すぐに記念撮影です。

その後も続々と新幹線がホームへ入り、その都度、歓声があがりました。

最高の一時です。

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最後の目的はご当地おみやげの“買い物”

“きびだんご”を手にして安心した様子の人。

ご当地弁当「とりとりとり弁当」を見つけて喜ぶ人

どの弁当にするか、楽しそうに迷いに迷っている人

とここでも各メンバーがそれぞれの方法で買物を楽しんでいました。


帰りの車中ではさすがに疲れた様子でウトウトと・・・。

これも特急列車の醍醐味ですよね。


来週からもこの企画の続きを行ないます。

まだ参加されていない利用者さん、乞うご期待下さいね!