こんな優しさの表現・・・

 12月も半ばになり夕方はますます早く暮れて来ます。こだまの利用者の送りの時間になる頃には車のライトが必要になってきました。

夏場だったら、まだ日は高くこれからと言った時間ですが今の時期は本当に夜が長くなります。運転は慎重にゆっくりね!がこだまの生活介護の合い言葉になっています。

 こんな夕方の送りの車の中での優しさを今日は報告します。いつも自分の思いや感情を上手く伝えることが出来ず、時々大きな声を出したり乱暴になったりする利用者の方がいます。こんな時はみんなから怖がられたりしているのですが、帰りの車の中で隣に座った利用者がうたた寝を始めたのです。そして体はどんどん一方の利用者の方に傾いていき、端から見ていても重いだろうな?と心配してしまいます。ところが本人は迷惑そうな表情はしながらも「しょうがないな」といった雰囲気でじっと耐えているのです。いつもなら気に入らないことがあれば逃げたり大きな声を出したりするはずの利用者が、「しょうがないな」と相手を許していることがとても素敵です。一緒にいる仲間として意識しているのでしょう・・。肩を借りて寝ている利用者も怖いときもあるけど安心できる存在として認めているんだな~。と思いました。

 こだまでは、こうした些細な日常のなかに沢山の優しさが表されています・・・。

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