むかしむかしのものがたり。

むかしむかし西嫁島に「こだま」という一軒の建物があったそうな。

毎日午前の活動、午後の活動と頑張っていたとの事。

今日もみんなが午後の活動のためお出掛け。そんなとき・・建物内に幽霊があらわれたとのこと・・・

ある利用者の方は「怖い・・怖い・・・」と部屋に入る前から話しておられる。

そんなとき、「何も出ないから大丈夫だよ」とやさしいこだまのボスが奥から姿を現した。

みんなで部屋まで行くと、部屋と部屋のあいだにふすまが。。。

いつもはふすまはないはずなのに・・

そこからかすかに聞こえてくる不気味な音色、風鈴の音。

利用者の方・職員がペアになって恐る恐るその不気味な部屋へ入っていったとのこと。

「わ゛-!」と聞こえてくるのは利用者の方の声。

「本当こわいーー!」と叫んでいるのは新女将の声。

一人出てきたらまた一人、また一人と部屋へ・・・

利用者の方が部屋に入ると意地悪な職員は壁をたたき、奇妙な声を出すという現象を引き起こす。

聞こえてくるのは「わ゛-!」「助けてー!!」という悲鳴。

聞こえてこない時はあまりの怖さで声が出ないとき。

全員がおばけ屋敷を体験して数人の方が涙を流し、怖がったところでこのお話はおしまい。。。

おばけに扮していたのはなんと番頭さん。

最後にみんなで記念写真を撮って、いつものこだまに戻ったそうな。

めでたし。めでたし。

※写真は涙を拭いて笑顔に戻ったみんなの写真です。