こだまの職人を紹介します。(その4)

 今回注文のあったモーターカーの作業も残り少なくなってきました。今日中に終わらせたいね、と昨日は作業前の準備を整えて今日の作業に望んだのですが、残りの個数を間違えていて、結局全部する事はできませんでした。それでも午前・午後と一日作業を続けたこだまの利用者のみなさんに脱帽です。

 さて今日はこの4月からこだまの仲間になって、初めてモーターカーの作業に取り組んでいる職人を紹介します。以前にも書いたようにモーターカーの作業は、いくつもの部品をナイロン袋に入れて一つのセットを完成させていく作業です。こだまではそれぞれの利用者に合わせて担当しる部品を決め、部品の置き方、入れ方を工夫したり職員の配置を替えたりしていっています。

 今回の職人さんは音楽が大好きで、音楽がながれていると他の事が見えなくなってしまうほどですが、モーターカーの作業に加わるようになってから、音楽が無くても作業に集中してとてもいい表情を見せてくれるのです。作業はタイヤを取り付けるための10㎝ほどの針金2本を袋に入れます。直接袋の入れるのは難しいので、大きなペットボトルを逆さにしてジョウゴをつくり、その中に入れるとナイロン袋に入るようにしてあります。今日も午前・午後の1時間づつ根気よく何度も、何度も挑戦しました。こうしてしていく内に立派なこだまの職人になっていくんです。