こだまの職人を紹介します(その2)

 子供のころの秋のおやつといえば、しいの実でした。

ところがこだまの人たちは都会育ちの人が多くてしいの実が食べられることを知りません。

そこで今日は午前中は八雲町の『スダジイ』までしいの実拾いにでかけました。ところが残念ながら今年は不作の年でしいの実は落ちていませんでした。でも秋の風に吹かれて田んぼの中を歩くことができ楽しい活動になりました。

 午後からは、先日から紹介しているモーターカーの作業でした。半日で100袋を予定してましたが、30分もすると終わりそうになりあわててしまいました。

みんなの作業に対する集中力がどんどん増してきています。


 さて今日ご紹介する職人は、この仕事になくてはならないモーターを入れる職人です。

昨年秋の生活介護の開始と同時に仲間になった新人です。普段は部屋の隅の方を好んで座っていたり指をくわえたりしていますが、作業が始まるや決められたテーブルのポジションに座り、かごの中から一個、一個とっては袋の中に入れて行きます。普段の活動では気が向かなくなると大きな声が出たりテーブルから移動したりすることもありますが、この作業のときは終わりの合図が出るまではきちんとテーブルに座って作業を続けます。


そんな姿を見て職員から『すごいねー、上手だねー』といつも声をかけられ、ニコニコ顔で作業に取り組んでいる職人です。