味覚祭りと意思表示

せいかつ1の様子

<午前>

・秋の味覚を感じよう

 ~キノコ丼ぶり・トン汁~

<午後>

・ウォーキング


今日は『秋の味覚を感じよう』と企画をして

キノコ丼ぶりとトン汁を作って食べました。

しかしせいかつ1の調理活動は

自分の食べる分は自分で作らないといけません。

そこで職員たちはみんなが少しでもわかりやすいように

材料を左から順番に並べて最後にカセットコンロを用意しました。

どんぶり用の専用の鍋に、

『キノコ(しめじ、まいたけ、シイタケ、エリンギ)』

をいれると『→』があります。

次に用意されていたのは、『玉ねぎ』、そして『→』それから『お肉』です。

だしを入れて、コンロにかけて

グツグツ煮始めてから、卵を入れます。

トッピングにネギを入れてキノコ丼ぶりの完成です。

そしてその横にされに『→』があり、最後には『トン汁』が用意されていました。

メンバーたちは、それぞれの食材を好きなだけ材料を入れてキノコ丼ぶりを完成させて

オリジナルの丼ぶりを美味しそうに食べていました。


ここまでは今日の活動について話をしましたが、

ここからは強度行動障がいを持っている方(絵カードで一日のスケジュールを立てている方)の

今日あった意思表示(絵カード)について少しお伝えします。


・・・午後の活動が始まる直前にその方は

絵カードが入っている袋の中から『バス』の絵カードを取り出しました。

職員はすかさずその絵カードを手に取り、

「来週に行こう」と本人の月間スケジュールの来週の木曜日に貼って提示しました。

すると本人は納得した様子で、ニコニコとした表情を見せてくれました。


実は、先週同じように活動の直前に『電車』の絵カードを取り出し

今日のスケジュールに貼られたことがありました。

突然なことだったし、またその日は次の予定が入っていたので

今日はできないことを伝えて終了しました。

そしてその日のミーティングで、

「今日は本人の要求をかなえることができなかったけど

もし今度同じようなことがあったら、月間スケジュールにその活動のカードを貼って

その日に行けることを伝えよう」と話をしていたことが

今日の出来事につながったように思います。


半年ぐらい前までは

「いつ行く?」のかはタブーな単語でしたが

今では、「今度行くよ!」が本人に安心を与えているように感じます。

もっともっと安心を与えれるような支援者を目指して頑張ります。


明日から3連休です。

体調に気をつけてお過ごしください。


月曜日を楽しみにしています。